妻の妊娠報告!職場にする際のタイミングとは?

報告するタイミング

女性自身が妊娠を自覚するのは、ほとんどの場合で自分の体の具合が明らかに変化をしてきた、だいたい4~7週目くらいのことです。

よく「妊娠○ヶ月」という言い方をしますが、産科の診断においては「○週」という数え方をします。
これも受精をしたタイミングからカウントをするのではなく、妊娠が発覚したときから逆算して一番最近に月経が来た初日からという数え方になります。

月経が周期どおりに来なかったり、吐き気やだるさを感じるようになったりしたときに「もしかして」と思って産科を受診してはじめて分かるということが多いのですが、自覚症状が出るようになった時には既に1~2ヶ月は経過しています。

大抵の場合で妻が妊娠を最初に報告するのは夫もしくは親しい親族となるかと思いますが、そこで嬉しい報告を受けたからといって、すぐに職場に報告をするのは待った方がよいでしょう。

母体となる妻の方は妊娠初期はつわりや全身のだるさなど体の変化があるので、早めに職場に報告をするのが望ましいですが、夫側の職場や友人への連絡はできるだけ妻の様態が安定する5ヶ月目くらいからがよいとされています。

早めに報告をするのであれば、同居をしている家族や身の回りの世話をお願いできる親しい人にとどめておき、安定期に入るまで静かに見守るようにします。

妻に相談する必要性

なぜすぐに周囲に報告をしない方がよいかというと、連絡をすることで妻が精神的なプレッシャーを感じやすくなってしまうからです。

妊娠を実際に経験したことがある女性であればある程度理解をしてもらえるとは思いますが、まだ結婚をしていない人や妊娠・出産にあまり参加をしてこなかった男性などは、妊娠初期の体調への無理解からあれこれと余計なプレッシャーをかけることがよくあります。

母体は急激な体調の変化から立っているのもつらいようなつわりが出ていたり、強烈な眠気や倦怠感などを感じているものです。
そこに「おめでとう」「男?女?」「引っ越しはするの?」といった先走った話を持ちかけられると、かなりつらい思いをしてしまいます。

まして妊娠初期は流産の可能性が高く、周囲から強いストレスを受けることで余計に体調を崩しやすくなります。

ただし妻の方で夫の家族や職場にサポートをお願いしたいと思っている場合には、早めに報告をした方がよいということもあるでしょう。

いずれにしても夫側が勝手に気を回してあちこちに報告をするのではなく、まずは妻の意見を聞いてどこまでの人に先に知らせるかということを一緒に考えてみてください。

夫にも立場や人間関係があることとは思いますが、何よりも母体に余計なストレスをかけることが最もよくないということはしっかり理解してもらいたいです。